京都は、コンパクトな空間に様々なスキルを持つ人材、経済活動をひきつけ、その交流によって新しい価値やアイデアを生み出してきました。
職住接近を更に推し進め、無駄な移動時間と環境への負荷を削減するとともに、そのコンパクト性の価値をさらに高めます。新しく生まれた時間で自分の時間を楽しみ、家族やコミュニティ、地域を思いやる時間が持てる都市、そして車社会からの転換をうながして環境に優しい都市を創ります。
(人材の集積と交流)〜京都の財産は、人の知と感性です
・世界の人材が集結、交流して共鳴しあう環境を整えます。
・日本に来た留学生、研究者が不要な心配することなく勉学、研究に励めるように「留学生研究・生活総合支援ネットワーク」を、関係機関、団体などと協力して京都で整えます。
・京都の大学と企業とのジョブマッチングを(財)大学コンソーシアム京都などとの連携で行い、京都企業への定着と産学連携の裾野を広げます。
・学問のみの単線教育ではなく芸術・伝統工芸、茶道・華道・武道、ゲーム・映画クリエーションなど、京都ならではの複線教育を推し進め、それぞれの分野で世界トップの教育を目指します。
(産業の集積と交流)〜新しいイノベーションのモデルを提供します
・土地利用計画を見直すことで、騒音も環境汚染もまったく出さないアトリエ(工場)や、商業、大学、研究機関、そして住まいが共存できる都市を創ります。
・JR京都駅近くの産業クラスターは、周辺のまちづくりとリンクさせながら「京都の顔」として、職住一体街区整備モデル事業として取り組みます。
・新しい産業を生み出すイノベーションの核となります。京都議定書の達成を京都が率先して果たすために、新しい環境・エネルギー技術や情報通信技術を試す共鳴場を提供して、環境負荷を出さない10年後の産業社会のモデルを創ります。
(人に優しく精神性の高い暮らし)〜京都は「私の生き方」のモデルを示します
・宗教家や大学人、高齢者ボランティアによってクオリティ・オブ・ライフを支援するネットワークを立ち上げ、市民が自分と向き合い、心身の調和のとれた人生が送れるようサポートします。
・不慮の事故や思いがけない家族の死亡を経験した人々に対して、心、魂の力の向上を図る「悲しみケア」を実施します。
(救急医療体制の整備)〜おこしやす、少子高齢社会。京都は体制が十分です
・緊急度の高い産科、小児科、心臓・循環器疾患を含め、5分以内に受け入れ可能な体制をブロックごとに整えます。更に、病院の専門的機能を市民にわかりやすく公開し、病院のネットワーク化を図ります。
・パークアンドライド駐車場の整備などで、既存公共交通施設の利便性を高めるとともに、鉄道、地下鉄、バスのネットワーク化を進めます。
・安心して京都を散策できるように、歩道と自転車道を分離します。
・京都の都心部や観光地をゾーニングにより、プライシング、マイカー抑制を行う地域を創設して、多少不便があっても都市の質やブランドを守ります。ゾーン内では、公共交通機関やムーバスとの組み合わせなどにより、京都市民にも、環境にもやさしい新交通体系の整備を中長期的に図ります。
高い精神性や利他の心など、歴史文化のまちだからこそ育まれる日本の心があり、京都のまちで育った人の心が京都の最大の資産です。その思いやりの心を発揮させるために、思いやりが届く範囲の20万人から30万人規模のゆるやかな行政区をつくります。
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・従来の構造改革によって行われてきた行政機能の縮小と民営化という手法ではなく、本当に必要とする行政サービスを市民自らが決め、市役所と市民との『新しい関係』を構築します。行政職員と市民がスクラムを組むことにより、日本が、そして世界が目を離せないようなサプライズ施策を次々に打ち出すことが可能になります。
・将来的には区役所は市民生活に直接関わるほぼ全ての業務を担当し、本庁は京都市のビジョンに関わること、行政区にまたがること、各区の調整業務などを担当します。例えば、住民協議会のような自治意志決定組織を設置することで、自律したまちづくり・人づくりの仕組みをつくります。



