2008年1月アーカイブ

お寄せいただいた意見から

 事務局です。京都は冷たい雨が降っています。

 さて、本日もお寄せいただいたお手紙をご紹介させていただきます。今回も、上京区のOさんから、丁寧に書かれたお手紙を頂戴しました。

 

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■Oさん(上京区)

 

謹啓 あらためて申し上げます。 さて、総ては情報データにより処理されるもの、其の事により目標が作られプロセスを考えるべきでしょう。もし情報データが間違っているのなら論理、理論も成り立たなくなる。そこで昨年12月14日の財務省のデーターが間違っているのなら、財務省から説明責任(アカウンタビリティ)をしっかり求めて、訂正と謝罪を投稿しなくては、何の意味もない。何を定義するのかも曖昧でしょう。これが役人の本質である。昨年のごみ有料化の統計も、第三者機関のデータを出しているのなら、数値は受け入れられるが、同じ関係部署のような所から出ている出ているデータなら何か操られているように思う。

 四条通りの道路開放データも同じである。京都はメイン道路も少なく四条通りの車を止めると、細い道に車、バイク、自転車も流れていく。とても不便で危ない目にあった。それも、ほぼ成功のように発表されていた。警官があまりにも少なく、ガードマンに権限を与えることが問題でしょう。軽い思いつきで行動をすると失敗に繋がるでしょう。企業では許されないでしょう。生存に関わるからだ。

 町家の件についても同じこと。ケラバを設ける政策も現実的に遂行できるか。責任の所在を確かめ決めるべきでしょう。これら総てのことが企業と役人の気楽さの違いの様に思われてならない。

 これからの市長は高い理想を発表し実現可能にして貰いたいものだと思います。    敬具

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大阪府知事選 橋下氏当選

 京都市長選挙の前哨戦としても注目された大阪府知事選挙は昨日投票が行われ、弁護士でタレントの橋下徹氏(自民府連推薦、公明府本部支持)が、他の候補を大差で下し、初当選しました。投票率も48、95%と大阪市民の関心の高さがクローズアップされました。

 

 一方京都市長選挙は、12年ぶりの新人同士の戦いとなり、すでに告示まで1週間を切りましたが、市民の関心は決して高いとは言えないように思われます。

 私たちは少子高齢社会、地域主権モデルを2本柱に政策提言を行いました。立候補表明をしている4人のマニフェストも出揃っています。50年後、100年後を見据えた京都づくりを誰に託すのか、京都人ならではの選択が今求められています。

 

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記者発表をしました。

事務局 長谷川です。 

紅葉の季節も終わり、京都の街に静けさが戻ってきました。京都を訪れる観光客はまもなく5,000万人に達し、経済波及効果も1兆円を超えるなど、観光は京都の大切な産業です。

 しかし、京都に住まう人にとって、春秋の観光シーズンの交通渋滞はなんともアタマの痛い話。観光地として有名な嵐山や東山で、マイカー規制などの交通実験が行われていますが、交通渋滞解消の決め手にはなっていません。

 そんな中、今回私たちが提言した「観光地や都心部のロードプライシングによる交通規制」について、京都で実現できないかというご意見を賜りました。

 このロードプライシングは、交通渋滞や大気汚染の著しい地域に入る自動車に課金をして渋滞を緩和、大気汚染を改善しようというものです。ロンドンやシンガポールではすでに実施されていますが、日本ではまだ行われていません。東京でも検討しましたが、導入を見送りました。

 京都市の予算を見ると、人件費や扶助費などの義務的経費がし税収入を大きく上回り、厳しい財政状況にあります。そんな中、車で京都を訪れる観光客からお金を徴収することにより、交通量を抑制、環境にもやさしい都市を目指すことができれば、京都の最大の課題でもある観光シーズンの交通混雑解消に期待できるとともに、その収入分を環境対策にまわすことができるのではないでしょうか。

 

 

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お寄せいただいた意見など

事務局です。

今回も、事務局にお寄せいただいたメールを紹介させていただきます。

 

■Mさん(大学生)

こんにちは。京都の大学に通う学生のMです。blogを読み、私も感じるところがあったので、メールさせていただきます。
 
 私は、最近の大学の運営方針に疑問があります。私の通う大学では、とにかく学生数を上げるという方針です。私は詳しくしりませんが、学生数を上げると国から補助金がもらえるらしく、今は新しく学部をつることに汲々としています。授業の質などは考慮されていません。例をあげれば、1回生のときのミクロ経済学の授業は、一クラス300人以上で、試験はマークシートでした。また、カリキュラムが全体的にゆるく、数学に触れずに卒業できるようになっているために、中級ミクロ経済学の授業でも微分がわからないという学生がいました。よく理解している学生や能力の高い人は、授業に参加せず、自分で勉強するか、資格試験に力を注ぐようになっています。

 私は、このような大学では、学びたい学生が学べず、大学にきた意味があまりないと思います。そこで私は、大学の授業にも習熟度別のクラスをもっと多く導入し、それぞれの学生のニーズに応えるべきだと思います。教師が一方的にしゃべるのではなく、学生側も参加できる授業を実現するなら、やはり20人程度が最適だと思います。今の大学の現状は、理想からは程遠いです。

 

■Kさん「さて、さて、あと1ヶ月」

 さてさてっと、いうほどマジかに迫ってきました市長選挙ですが、
過去の選挙と違って、まったく選挙臭がしませんが、これは、なんの前触れなのでしょう??・
 
大阪府知事選のこともあるでしょうが、
京都はもっと革新的な結果を望んでいるため、ホントに静かにしているんでしょうか・・・それとも、選挙そのものに、ノーサンキューなのでしょうか・・・
 
 クオリア研究会としては、いろんな政策提言や視聴者からの意見をもらっていますが、次の市長さんになる人に対して、イヤ、もっと具体的に聞きますが、市長になった人に、コレだけ提言したのだから「ああして欲しいとか、こうするべきちがう??・・とか」姑根性をだすのか、あるいは市長にしたい人に、これから「どんだけ???」応援するつもりなのか、
もうすこしハッキリする時期になってきたのではないでしょうか。
それとも、もっと違う、終着点があるのか・・
なんとなく、分かりにくい、最近のブログと思います。

・・・・・・・

Kさん、ありがとうございます。本日、記者発表させていただきました。記者発表の内容は、近々にこのwebでも掲載させていただきます。

 

コメント(1)

W.N. :

うん。

※Mさんのコメントに対して

私は大阪人なので、京都の大学情勢はそれ程知っている訳ではありませんが、おおよそどこの大学でも似たような状況であるのは確かであると思います。

もはや、大学は昔の高校の位置づけで捉える必要があるのかもしれません。

高校までが義務教育であり、大学は義務教育の延長と捉えれば、これまで大学が担っていた学術指導は大学院に求める以外にしょうがないと言えるのが現実であると私は思います。

これが大学全入時代の弊害だと言ってしまっては元も子もないので、一つ良い面を考えてみましょう。

確かに、やや上級として設けられる講義に於いて、呆れるほど低度な言動を起こす生徒が居ることは悲しむべきことです。

しかし、少なくとも、例え意味がほとんど分かっていないにしろ、大学で習得できるレベルの経済の基礎教養を持つ人間が世に増えることは歓迎すべきことです。

そして20数年後には、その様な人々の子供が大学生として我々と同じ席で勉学に励むでしょう。その次世代の子供達が、理想とするレベルで大学での就学状況が整うように行動を起こすことが、おそらく私達に出来るもっとも効果的で、てっとり早いアクションではないかと私は思います。

※京都クオリア研究会に対して

京都は個々の集団の結束が非常に強い地域であると、私は認識しています。

おそらく、その小さなネットワークを開放的なものにするのも一つ、京都が京都である為に重要な要因ではないでしょうか。

歴史的に見ても、京都という街は難事に立ち向う時に、大きな結束をもってそれを克服しています。

近年、京都が街として一般化してしまったのも、都市化に拠るコミュニケーションの希薄化にあるのではないでしょうか。

希薄化している京都の今に於いて、例えば京都の小さなグループの一つが他に対し閉鎖的な対応をとっているように感じます。

その閉鎖の連鎖が、全体として京都の機能を低下させているのかもしれません。

私が次期京都市長に望むことは、Internet上のGoogleの様に、京都を強力に繋げるカラクリを作り上げ、機動させることです。

例えば、京都で華道に興味を持つ人々向けに、「大学での美術学の講義+他流派の家元で学べる体制+参考となりうる諸芸術施設のフリーパス」を一括して提供できるシステムを作るのも一興であると思います。

京都にしかないものを至極簡単に触れられる。こういう些細なシステムを行政が提供することは決して難しいこととは思わないのですが・・・

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追伸を戴きました。

 事務局です。今朝も寒い朝となりましたね。

 さて、先日お手紙を頂戴しました、上京区のOさんから、再びお手紙を頂戴しましたので、ご紹介させていただきます。

 

 

■Oさん(上京区)

 

謹啓

 昨日に引き続きまして。

 人間の責任について思いおこすと、やはり立場によって変わってくるようだ。人としてとても大切なことは決断することと潔いことでしょう。しかしトップに立つと、もっと大きくなると思います。物事を冷徹に見る心と度胸ではないでしょうか。企業は株主によって成り立ち、又会社は社会のため、従業員のため、株主のためにあると考える。このような大所高所から物事に当たれる市長を期待したいものだと思います。   敬具

 

        1月10日

京都クオリア研究会様

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メールを頂戴しました。

事務局です。ここ数日、芯からキュッと冷えますね。

 

そんな寒い日が続きますが、心が温かくなるような心強いメールを頂戴しましたので、ご紹介させていただきます。

 

■学生のUさん

 政策提言のなかにも挙げられていましたが、今後の少子高齢社会を支えるためには、現在問題となっている医師不足への対応が必須であると思います。
 京都市民のなかでも医師不足が心配という声があるうえ、京都府の北部等も深刻な医療実態といわれています。京都市が更に活気づくためには、京都府全体が充実しなければならないと感じています。京都府の医療格差の解消に、京都市が中心となって一役かってもらえたらと願っています。

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Uさん、有り難うございます。ご指摘の通り、医療に関する課題は本当に深刻です。私達クオリア研究会でも、積極的に提言を出していきたいテーマでもあります。どうぞ、今後ともご教示いただけましたら幸いです。

 

 

■研究者のTさん

拝啓

京都市長選を控え、京都の今後を考えようという試みこそが一番大切なことだと思います。
そういった意味で、このような研究会が広く知れ渡ることを祈ります。

私が京都で育ち、京都の大学に通い、日々思うことが形になればと思い、意見致します。

京都市内の歩道を歩くたびに感じるのが、自転車のマナーの悪さです。
ミュージックプレイヤーをつけ、歩行者にベルを鳴らし、わが道のように走る自転車。
煙草を吸いながら、片手運転で走る自転車。
傘を持ちながら、片手運転をし、歩行者を引きそうになる自転車。
バス停辺りで、バスから歩道へ降りてきた観光客に突っ込む自転車。
挙げれば、きりのない程、自転車マナーの悪さが目立ちます。
これでは、観光地としての京都の品格も失われるのではないでしょうか。
こういった自転車のマナーを減少させるような政策があればと考えています。

以上、私が京都の歩行者として感じ、政策提言の中でも考えて頂きたいと存じたことです。

敬具

 

==

 Tさん、有り難うございます。実は事務局の私も平素自転車で移動しているのですが、しばしば怖い思いをします。

 平気で右側を走る人(年齢は関係ないようです)、無灯火で音楽を聴きながら携帯メールをしながら走る人(超能力者か、と思います 笑)など、事故がないのが奇跡では、と感じるほどです。

 マナーの問題については、自転車に限らず、路上駐車などもあり、公共空間での移動のあり方そのものも問われていると思います。ひいては、公共交通の課題とも無関係ではありません。

 私達クオリア研究会では、公共交通に主軸に添えた提案も積極的にしていきたいと考えていますので、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

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学生i :

医療についてに書かれていたので、実体験から感じたことをコメントします。的外れでしたらすみません。

以前かかった歯医者があまりに対応がよくなく、こちらの質問に対して適切な回答をもらえず大変不快な思いをしました。その後、内科の病院でそこの病院以外の歯医者を紹介して貰い、別の歯医者へ行きました。最初に行った歯医者の誤診が分かりました。

自分は地方から京都に出てきました。住んでいる周辺の医療機関について詳しい知識がないので、インターネット検索に頼っています。医者の良し悪しを地元の人たちとの交流無しでは分からない、というのは…。医療機関の質のチェックもしっかりしていただきたいと思います。

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寄せられたご意見から

事務局です。今回も、お寄せいただいたお手紙を紹介させていただきます。

 

■Oさん(上京区)

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 さて、今こそ維新を考えるときではないだろうかと思います。役人(行政省庁)の無法なことばかり。現全政党では何もできず国の最高政党責任者である総理、大臣までもにたにた笑って有様。このような状態では、国民全般に渡り夢も希望もなく、国も地方も荒廃の一途をたどるのみ。ぜひ桜やもみじのように美しく咲き、喜びも豊かさも感じられる、散り際もあざやかな良き京都の四季をいつも畏敬の念を持って過ごしています。

 すばらしい人がさくら、もみじ党、古都京都を造って欲しいものだ。既得権がある限り、改革はできない。京都は総本山が多く、寺社仏閣、京都の役人OB、花道、茶道家元、企業が深く考えるべきで、財政のキャッシュフローを考えるべきです。もちろん古都税も・・・。   敬具 

 

コメント(1)

sho :

ご指摘まさに大賛成です!今こそ維新のときです。既得権がある限り京都の発展はありません!しがらみを打破することから京都の時代の幕開けは始まります。全ての納得出来ない現状を打破して参りましょう!共に。

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謹賀新年

新年明けましてめでとうございます。

 

本年も、みなさまにとって、良い年になりますよう。

そして京都にとっても、良い一年となりますよう。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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