お寺の本堂をお借りして、いつもとは違う厳粛な趣の中で開催い…/お知らせ/更新情報の詳細


 

 


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お寺の本堂をお借りして、いつもとは違う厳粛な趣の中で開催いたしました今年最初のクオリアAGORA、今回も大勢のご参加いただきとても有意義な会となりました。これも皆様方のご支援によるものと心から感謝いたしております。


 

今年初めてとなる第7回 クオリアAGORA 2016は、下京区にある徳生寺さまを会場としてお借りし、「空飛ぶ茶室」などで有名な建築家・建築史家の藤森照信さんをお招きして「課題解決のヒント満載 『茶室』から何を学ぶか!?」と銘打って行いました。会場にお借りした徳生寺さまは2003年に藤森さんが設計された茶室「矩庵(くあん)」があるお寺です。(徳生寺さまのご厚意で特別にこの「矩庵」も見学させていただけました。)その本堂をお借りして、まず初めに藤森さんにスライドをお見せいただきながら、なぜこのようなユニークなアイデアの建築物を設計されるようになったのかを「ヘンな建築と建築の起源」と題してお話しいただきました。

先生のお話では、文明が発生する以前から人間は「家」など何らかの形で建築物に住んでいるが、我が国では残念ながら復元と呼ばれるものはあるものの、その頃の建築物で現存しているものは無い。そこで世界に目を向け、特にアフリカなどの建築や技法がそれに近い形で残っている。それらは主に日干し煉瓦など泥を使ったもので、我々が知っている建築物との決定的な違いと感じたのは「大地や自然との境目がない」ということである。それこそが人工物と自然の融和なのではないか、そこから「土から生えてきたような建物をつくろう」と言う考えに至ったとのことです。

次の山極寿一京都大学総長と藤森さんの対談では、山極総長の専門である霊長類(ゴリラ)の研究も「まさに人間の進化の歴史を探るものであり、藤森さんのお考えとシンクロする部分が多い。」と文明以前の人間の住居環境やゴリラや霊長類たちの生活環境について大変興味深い内容の対談となりました。

またそれらの話を受けてのディスカッションでは、レギュラーディスカッサントの高田公理さん、山口栄一さんに加えゲストとして陶芸・美術作家の近藤高弘さんにもお越しいただき、モデレータの荻野NAO之さんのリードの元、熱くそれぞれのお考えをお話しいただきました。「2030年の未来を京都からつくる」をテーマとするクオリアAGORAですが、その課題はとても多く、どれもすぐに解決できるようなものではありませんが、今回の話の中から何かヒントとなるものがご参加の皆さんそれぞれのお心に残ったのではないでしょうか。(詳細は後日ホームページ上にてご報告いたします。)

お忙しい中お越しいただきました藤森さん、近藤さん、山極総長、にはこの場を借りまして厚くお礼申し上げさせて頂きます。ありがとうございました。

4年目も残すところ後二回、より一層熟成しこの京都の地から新しい時代を切り開いて行く...そんな力になることを目指し、クオリアAGORAは邁進してまいります。どうぞ変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

≪第7回クオリアAGORA 2016 WEBフォーラム≫
https://sv219.xserver.jp/~gloseq/goodkyoto.com/bbs_manager/forums.php?s=39&state=forum_view
↑をクリックすると該当のクラウドフォーラムを閲覧、またフォーラムへ参加することができます。
※WEBフォーラムへはどなたでもご自由にご参加いただけます。

 

 

 

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2016/01/29 (00:20:26)

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クオリア京都とは?

人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
クオリア社会実現に向けての行動を、この京都から起こしていきませんか?

 

京都クオリア塾

 


 

 
 

 

 

京都から挑戦する“新”21世紀づくり/クオリアAGORA

 


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