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第5回クオリアAGORA_2013/ワールドカフェ



 


 

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ワールドカフェ

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ワールドカフェ


一向に進まない福島原発事故の汚染水処理、そして周辺海域も含む汚染の進行、これらの現状報告並びにその解決策、更になぜくい止められないかという根源的な問題提起、これらに対して私たちは何をするか、どう取り組むかについて話し合いました。 


≪ワールドカフェとは?≫


[ 各テーブルのまとめ ]



●第1テーブル 報告者  

山本 勝晴 (浄土宗西山深草派 僧侶)



最初に、科学者を市民がどう応援していくかを話し合いました。 それで、その間を取り持つものが必要だということになり、それは何かと。 マスコミよりはネットの方が信用できるが、信ぴょう性については、ネットも問題がある。 それでは、何で情報を発信していくかを考えたわけです。 ここで出たのが、NPOのマスコミを作れということでした。 読売テレビの「そこまで言って委員会」に触発されての発想なのですが、京都という中央に縛られない環境を活用し、大学を情報源にし、市民を巻き込み、マスコミと一緒になって、さまざまな意見や情報を世界に発信していこうというものです。 KBS京都を市民を巻き込んだマスコミにしていけばというアイデアも出ました。 ただ、「そこまでも…」も含め、テレビ番組はダメだという意見も出てきて、まず、5時以降は、京都にたくさんある大学を市民に開放して、公開講座をやったらどうかというのが結論となりました。 





●第2テーブル 報告者  上田 源 (同志社大学学生)


山敷先生もおられ、福島の原発事故が起こった時、一体どうすればよかったのかということで、例えば、GEの製造責任の問題とか、契約時の問題もあるようですが、もっと日本が有利になるような対応は考えられなかったかという話になりました。 とにかく、日本政府や東京電力の隠蔽体質が、今回の原発事故の解決について問題を複雑にし、難しくしている根源なのではないか。 理科系の人とは脳みその違う文系の私個人の考えとしては、科学、科学者というものをどう扱うかということについてなんですが、科学に対して哲学というものが、日本はどうも「へなちょこ」ではないか。 明治の文明開化で、日本は、西欧の文明を盛んに取り入れますが、テクノロジーばかりで、哲学は切られた。 つまり、科学の中で、哲学や倫理というものが動かないのではないか。 理系ももっと哲学を学ぶ必要があるのではないか。 文理の枠を超えた新しい教育のシステムが必要なのではないかと考えます。 







●第3テーブル 報告者  成田 正見 (小野薬品)


「科学者と市民をつなぐ」ということで話し合いました。 行政が悪い、マスコミのレベルが低いということが今回もたくさん指摘されましたが、実は、市民の教育こそ大切ではないか。 教育については、学校教育が重要な意味を持っているのだが、今は受験勉強に特化していて、そこから、自分のことしか関心のない市民、一方で、自分の専門の事しか知らないというような研究者につながっていく。 例えばもっとバランスのいい教育を行い、両方でリテラシーを上げていくことが重要ではないかという意見もありました。 別の意見としては、原子力の平和利用としていいことだと思って研究した原発が、こんなに悪い結果もたらしたわけですが、例えばiPS細胞やクローン人間など、科学者は、その結果がどう利用されるか、いいか悪いか関係なしに研究を進めるということがあります。 この時、暴走が考えられるわけですが、市民の側も、それに対して科学音痴であってはならず、制御するリテラシーを持つべきではないかと。 生活教育というか、誰もが大学にふっと行って教育の受けられるようなシステムを作ったらどうかという考えも出ました。 


経済面については、東電は果たして倒産すべきだったのかということについては、負担が大きすぎるということで、目先に流れ、ずいぶん東電は判断を間違え、大きな失敗につながっているのに、存続させるという考えを覆せない。 これは、国民性というか、原子力村、経産省を乗り越えていくような市民の力がないのだろう、と。 それで、誰が悪いとか、レッテル貼りのようなことばかりでなく、国民、市民一人一人が、力を合わせ、痛みを分かち合って、この難局を乗り切っていこうという、支えあう雰囲気を持つことが大事なんだという結論を出しました。 



●第4テーブル 報告者  田中 安隆 (積進専務取締役)


最初に、福島の事故について、なぜ今日まで、これほど建設的でない状態になってしまっているのかについて話し合いました。 この議論の中で問題になったのは、タブーというか、日本的配慮というのが大きなネックになっているのではないか。 これによって、全く前に進む議論がないまま、今日に至ったのではないか。 それと、やはり、科学者が、問題について、わかりやすく語ることをしてきていないということも、問題解決が進まない大きな原因と思われる。 研究は学術的、専門的、高度に進めていく必要はあるが、平時ではそれでよくとも、国民、国家全体がどうなるかというこの緊急の時こそ、科学者、研究者がわかり易い言葉で、事の本質についてうまく説明することが大切だ。 大雑把に言えば、日本は、あまりにも文系理系にこだわり過ぎであるし、さらに、文理ともに、その中でさらに細分化され過ぎている。 この良い点悪い点をよく検討、吟味し、組み立て直すことが今必要なのではないか。 







長谷川和子(京都クオリア研究所)


ありがとうございました。 では、ゲストスピーカーの圓山さんと山敷さん、ご感想を一言お願いします。 



圓山 重直 (東北大学流体科学研究所教授)


原発解析の情報展開は結構フラストレーションがたまるものですが、きょうのようなオープンな会は、とても楽しくいいなと思いました。 私も、東北大学でサイエンスカフェとか他でいろいろな企画やっています。 コーディネーターをちゃんとしないとこううまくいかないなとか、ずいぶんいろんなことを学ばせていただきました。 ありがとうございました。 


山敷 庸亮(京都大学大学院総合生存学館准教授)


こういう形のスピーチは始めてでした。 とにかく、汚染水のソリューションをどう見つけるか、この提案がいると思います。 日本が隠蔽でなく、国際社会をリードする汚染水対策を出すべきなんです。 NHKの3月のインタビューに対し、東京海洋大の神田先生は、汚染水は「漏れているはず」と答えたのですが、それはカットされ東電の「漏れていない」が出た。 こういうことをみても、先ほど谷本さんのおっしゃった「言いたいことを言わないと歴史が悪くなる。 正しいことが反映されず世の中が悪くなる」という言葉を痛感します。 このことを強く胸に刻み、京都から本当のことを発信していきたいと思います。 






長谷川


どうも有意義なスピーチを、ありがとうございました。 
クオリアAGORAでは、「科学技術と社会と人間の新しい関係」ということで、さまざまに議論し、発信しておりますが、この「原発」は、まさに、その象徴的なテーマと思います。 中央から離れた京都であるからこそ、とらわれることなく真実が語り合える、それがクオリアAGORAのまた狙っているところでもあるのです。 


次回も、原発をテーマに、東電をどうすべきかをはじめ、福島原発事故で改めて浮上した我が国のエネルギーの問題について考えて行きたいと思っております。 


 


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