第3回クオリアAGORA 2014、今回もおかげさまでとても有意義に開催することができました。これも皆様方のご支援によるものと心から感謝いたしております。
今回のクオリアAGORAは前回より引き続き「少子高齢化問題」を題材として、前国立社会保障・人口問題研究所長の西村周三さんにお越しいただき、様々な貴重なデータをもとに、国の最前線の現場からの視点での情報やお話しをうかがいました。
西村先生のお話では、一口に「少子高齢化問題」と取りざたされていますが、この問題を見るとき、それは日本全体が一様に同軸で進行しているものではなく、時間軸と地域軸という観点でしっかりと切り分けて見なければその本質、問題性は浮かび上がらないとの事です。 そもそも「少子高齢化」の問題とは何なのか? 政府が目標と掲げる「一億人」のラインを維持することが重要なのか? 先生は「数にこだわるべきではない、問題は人口が減る事ではなく、その年齢分布のバランスが崩れることである。」とお話し下さいました。
特にそれは都市部で顕著に現れ、近い将来、東京や大阪などの大都市圏は急速に超高齢化社会都市となるであろうと予想されます。 これは単純に「若者は早く結婚して子供を作れ」という理論で解決されるものではありません。 「高齢者の人達が若者と一緒に夢を楽しみながら明るく生きることができる社会構造を模索することが大切なのではないか?」「そのための日本人のメンタリティーの変革とは?」「それが実現すれば少子高齢化社会はそれほど暗い社会ではないんじゃないか?」と、そんな流れでいつものようにディスカッション~ワールドカフェへとエキサイティングな議論が交わされました。(詳細は後日ホームページ上にてご報告いたします。)
貴重なお話しをいただきました西村先生にはこの場を借りまして厚くお礼申し上げさせて頂きます。 ありがとうございました。
クオリアAGORAもいよいよ3年目を迎えました。 今年度のテーマは「京都から挑戦する“新”21世紀づくり」です。 先行きの見えない未来に、私達だからこそできる切り口で果敢に挑戦していければと思います。 これからも変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
≪第3回クオリアAGORA 2014 WEBフォーラム≫
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2014/07/24 (22:41:34)
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人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
クオリア社会実現に向けての行動を、この京都から起こしていきませんか?
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