少子高齢化は日本のチャンス!

 これまで、人間が仕事をする年代は、だいたい20歳から60歳くらいまででした。しかしこれからは相当延長されると思いますし、少子高齢化も追い風になっています。

 最近は平均寿命も延び、80歳くらいまで生きることが可能です。つまり、生涯で働いている40年間と、その前後をあわせた40年間は全く異質のものです。


 そして後半の20年間は、数字的な年齢は高くなっても、体も心も非常に元気な場合が多いです。
 よく、今の年齢はかつての7掛けや8掛けといわれます。つまり、70歳であれば、かつての49歳ということです。
 ということは、少なくとも70歳まではピチピチした状態で働くことができます。サッカーで言う「ロスタイム」かもしれませんが、点数を入れることも可能なのです。人生というのが長くなり、退職後も新しい展開が可能となったのです。

 

 少子高齢化というと、「労働力が不足する」「活力が無くなる」という議論になりがちですが、会社を辞めてから10年から15年、彼、そして彼女らは非常に質の良い労働力となります。そうなると当然一人当たりのGNPも上がります。今後絶対人口も減っていきますし、適正人口で質の高い人間がいることは、ハッピーな国だと言えませんか。

 

 プラス思考で考えれば、少子高齢化は日本にとってラッキーですし、団塊の世代にとっては、とても有り難いことではないでしょうか。

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このページは、joy&funが2008年5月 9日 11:41に書いたブログ記事です。

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(株)堀場製作所 社是

  • (株)堀場製作所 社是

著書

  • 堀場雅夫

プロフィール

  • 堀場 雅夫
    大正13年12月1日生まれ

    【学 歴】
    1946年 京都帝国大学 理学部 物理学専攻卒業
    1961年 医学博士号取得

    【職 歴】
    1945年 堀場無線研究所創業
    1953年 株式会社堀場製作所設立 代表取締役社長に就任
    1978年 株式会社堀場製作所 代表取締役会長に就任
    1995年 株式会社堀場製作所 取締役会長に就任
    2005年  株式会社堀場製作所 最高顧問に就任 現在に至る

    【現 職】
    ■財団法人 京都高度技術研究所 最高顧問
    ■京都科学機器協会 理事長
    ■日本新事業支援機関協議会(JANBO) 会長
    ■京都ナノテク事業創成クラスター本部 本部長
    ■独立行政法人 科学技術振興機構 JSTイノベーションプラザ京都 総館長
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