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第10回クオリアAGORA/ワールドカフェ



 


 

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ワールドカフェ


ロボットクリエイターの高橋智隆さんを迎えた第10回クオリアAGORA、ワールドカフェではこれからの社会でロボットとの関係はどうなるのか、また必要が新たな産業を生み出すものではないという今、産業を生み出すにはどうしたらよいかについて、参加者全員で話し合いました。 


≪ワールドカフェとは?≫


[ 各テーブルのまとめ ]



●第1テーブル 報告者  

宮本 大右 (トヨタヤ代表取締役)



まず、ロボットの登場により、世の中どのように変化するのかというところから始まりました。 高橋さんからは、これからの産業が生まれるのはどう役に立つかというところからではない、というお話があったんですが、どうしてもロボットがどういう分野に役にたつのか、医療産業とかペット代わりとか、自動車ロボットとか、まあそういう話がたくさん出ました。 しかし、夢も希望もある中で、ネガティブ要素もある。 家庭にどんどんロボットが入り込んでも、ロボットが、とりわけ3K職場での代替となることなどで人間の仕事がなくなっていくのではないか。 そうなった時、一体、世の中どうなっていくのか。 それで、どこまでロボットに求めるか、これが大事というような話をしました。 


高田 公理 (佛教大学社会学部教授)


補足しますとね、人間、やっぱりコミュニケーションの対象としては人か動物と付き合いたいと思っている。 その人と動物の魅力は、「わがままさ」ちゃうか。 そのへんで、ロボットのわがままさは、まだまだ、たかが知れている。 ロボット、どこまでわがままになりよるやろう。 で、ロボットとのお付き合いは、これからの問題、ということになったんですね。 





●第2テーブル 報告者  中原 有紀子 (京都大学産学官連携本部)


使う側とか消費する側からは、なかなか自分がどんなものを求めているかはわかりにくいので、作る側からの提案が大事ということで、ちょっと面白いものを提案してみる。 この実際にできたものを使ってみて、これって面白いんじゃないのということで、Youubeのように、どんどん広がってビジネスにつながっていくのではないか。 これが新しいビジネスモデルとして考えられるということで議論しました。 それで、ロボットはやがて一人1台の時代が来るのではないかという話になったのですが、一人1台になると、「もっとふわふわのものがいい」とか、いろいろな要望がでてくるだろう。 これにどう対処するかということなんですが、それは、デザインでほぼ解決していけるだろう、と。 それと、スピーチのなかでも出ましたが、音声認識ナビなど、箱型のものに話しかけるのは、今、異常な感じがするけれども、一旦「人型」のものになった後、無駄なものが省かれ、結局は箱型に行くのではないかと、そういう話もしました。 高橋さん補足ありますか。 


高橋 智隆 (ロボットクリエイター)


とても個人的な話なんですが、パソコンもゲームもインターネットもそうした経験をしたように、ロボットを作った私も、あるところまでは礼賛されて、やがて、お前のロボットのせいで社会が悪くなったと、やがてボロクソにいわれることになると思います。 みなさん、その時は、よろしく援護してくださいね。 (笑、拍手)






●第3テーブル 報告者  西田 光生 (東洋紡)


これからは、もう大家族に戻ることはなく、絶対一人暮らしが増えることは避けがたいという、まず、社会現象から話は始まりました。 そうなると、ロボットの役割、形は決まってくる。 「癒し系」だろう、と。 ただ、これまでからも、その手のものはあったが、すぐ飽きられた。 AIBOなんかそうだったですね。 ただ、これからのものは、同じプログラミングという限界はあるにしても、ソフトがどんどんレベルアップしているし、それがつづくであろうから、いい癒しの相手になるロボットが生まれる可能性は大きく、一人1台の時代の到来は間違いないと考えられる、と。 ところが、おひとり様が増えるにしても、人間、やはりコミュニティがほしいはずです。 そこで、一人を癒すロボットの他に、「出会い系」というか、人と人の出会いを仲介するようなペアのロボットも考えられるね、というアイデアがでました。 つまり、対のロボットを作っておいて、遠く離れてそのロボットを持った人どうしが探し合い、出会う―そんな物語を演出するようなロボットの登場です。 そういったロボットの関わり合いが、新産業を産むんじゃないか。 


高橋さんには、どんどん新しいロボットを作っていただいて、みなさんが、バージョンアップしていくそのロボットを持つようになったら、ロボットはしっかりとした新産業になるだろう。 これがここのテーブルの大きな結論でした。 



●第4テーブル 報告者  山極 寿一 (京都大学大学院理学研究科教授)


きょうは、私は司会、書記と発表者をやらしていただいています(笑)。 高橋さんのお話を聞いてるとですね、現代経済が向かう方向は、ロボット化だろう。 それはなぜかというと、確実性、予測性を高める方向に行くしかないし、それが担保するものって、安全安心ですよね。 でも、ただ、それだけでは担保できないものがある。 何かというと、先ほど西田さんの話にも出た「コミュニティ」。 その曖昧なもの、まあ、自然、そういうものはどっかにほしいわけですね。 しかも、インタラクションの中でほしい。 それを担保するものが、これまではペットだったわけです。 その証拠に、今、ペット産業は莫大な市場になっていますね。 それをロボットが代替し、曖昧なものが担保されるのなら、ペット産業は消えるかもしれない。 


そうなった時、どんなロボットが出てくるかで一番面白かったのは、「分身ロボット」。 これには2種類あって、一つは、自分の感覚を代替してくれる分身ロボットです。 ロボットと自分の感覚器官とが連結されているので、海底深く潜ったり、空高く飛ぶなど、ロボットがすることが全て体験できる。 そうすると、すごく自分のいわば快楽空間が膨らむんです。 これすごいと思います。 もう一つは「IDロボット」。 先ほど、講演の中で高橋さんが、胸ポケットに入れておくようなロボットができるのではないかとおっしゃっていましたが、これはカルテといえるもので、自分のデータすべてを持っている分身ロボットです。 医療にも役立つし、そのロボット一個で、相手に自分の全てをわかってもらうことが可能です。 そういうロボットができはしないか。 そういう風になって、インタラクティブなロボットであるなら、今問題のDVに対応する、例えば、まあまあと間に入って仲裁してくれるようなロボット、あるいは、暴力の対象の身代わりになってくれる(笑)ようなロボットも考えられます。 


まあ、いろんなバリエーションのロボットができてくる可能性が考えられます。 決まった形のではなく、風船のようにいろいろ形を変えることができたり、遠くにいても、自分の気持ちや声を察知して「アラジンと魔法のランプ」の魔人のように出てきて、いろんなことをしてくれるロボット等々。 そんなロボットを通じ、「自分世界」が拡大していくような時代になるんだろうな、という結論でした。 


中田 哲史 (中央公論新社事業戦略本部長)


高橋さんに聞きたいんですが、人間って身体性を失うとやっぱり鈍化してしまうと思うんですが、ロボットが人間の代わりをやるような時代には、人間にどんな世界が待っているんでしょうか。 






事務局


では、高橋さん、今の中田さんの質問にお答えいただくのと合わせて、最後に、きょうのご感想とまとめをお願いしたいと思います。 



高橋


どうまとめましょうか、難しいですね。 質問ですが、いろいろな機械が生まれ、人間暇になったかと思いつつ、何の、まだまだ忙しいですよね。 つまり、やりたいことは無限にあって、暇にはならないと思います。 時間が空いたら空いたで、また新しく、色んなことはじめるんじゃないかなという気がします。 同じように、雇用問題で、ロボットに仕事を取られるのではないかという話もありましたが、今の仕事は、ロボットに取って代わられるかもしれないが、また新しい仕事が出てきて、それって、ほんとに必要でもない、遊びみたいなものが仕事になったものなんですが、それがやがて産業になっていくってことが繰り返され、仕事がなくなるという心配はあまりする必要はないのではないかという気がします。 ディスカッションでも、雇用を守るためヨーロッパでは「機械打ち壊し運動」が起こったという話が出てましたが、機械は残り、結局は新しい仕事が生まれたわけですから。 


と、なんだかんだ思いつつも、実際、ロボットが出てきてどんな暮らしになるかは、誰も想像できません。 ただ、できれば、それを人よりちょびっとだけ早く予測できると、スティブ・ジョブズさんとかビル・ゲイツさんのような社会への影響力を持て、金銭的見返りもあるかもしれません。 きょう議論させていただいた中から、ちょっとだけ新しい、先に進んだアイデアで、ほかの人がまだ理解できないようなことが生まれると、楽しいことが起きて、大儲けにもつながるんじゃないか、なんて思います。 まあ、私がなんだかんだ勝手にいったことは、何の確証があるわけでもないですが、いい続けていると、そのうちそうなるかもしれないと思っています。 ロボットが、今、世界的に再び注目されています。 できれば、80年代のブームの時みたいに途中でつぶれることがないよう、このまま、ほんとうの産業にしていきたいと思います。 そうなった時、再び皆さんとお会いし、あの時こんなこといっていたけど、やはりそうなったね、というようなお話ができればいいなと思っております。 ありがとうございました。 






 


 

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