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お寄せいただいた意見など


事務局です。

今回も、事務局にお寄せいただいたメールを紹介させていただきます。


■Mさん(大学生)

こんにちは。京都の大学に通う学生のMです。blogを読み、私も感じるところがあったので、メールさせていただきます。

私は、最近の大学の運営方針に疑問があります。私の通う大学では、とにかく学生数を上げるという方針です。私は詳しくしりませんが、学生数を上げると国から補助金がもらえるらしく、今は新しく学部をつることに汲々としています。授業の質などは考慮されていません。例をあげれば、1回生のときのミクロ経済学の授業は、一クラス300人以上で、試験はマークシートでした。また、カリキュラムが全体的にゆるく、数学に触れずに卒業できるようになっているために、中級ミクロ経済学の授業でも微分がわからないという学生がいました。よく理解している学生や能力の高い人は、授業に参加せず、自分で勉強するか、資格試験に力を注ぐようになっています。

私は、このような大学では、学びたい学生が学べず、大学にきた意味があまりないと思います。そこで私は、大学の授業にも習熟度別のクラスをもっと多く導入し、それぞれの学生のニーズに応えるべきだと思います。教師が一方的にしゃべるのではなく、学生側も参加できる授業を実現するなら、やはり20人程度が最適だと思います。今の大学の現状は、理想からは程遠いです。


■Kさん「さて、さて、あと1ヶ月」

さてさてっと、いうほどマジかに迫ってきました市長選挙ですが、
過去の選挙と違って、まったく選挙臭がしませんが、これは、なんの前触れなのでしょう??・

大阪府知事選のこともあるでしょうが、
京都はもっと革新的な結果を望んでいるため、ホントに静かにしているんでしょうか・・・それとも、選挙そのものに、ノーサンキューなのでしょうか・・・

クオリア研究会としては、いろんな政策提言や視聴者からの意見をもらっていますが、次の市長さんになる人に対して、イヤ、もっと具体的に聞きますが、市長になった人に、コレだけ提言したのだから「ああして欲しいとか、こうするべきちがう??・・とか」姑根性をだすのか、あるいは市長にしたい人に、これから「どんだけ???」応援するつもりなのか、

もうすこしハッキリする時期になってきたのではないでしょうか。
それとも、もっと違う、終着点があるのか・・
なんとなく、分かりにくい、最近のブログと思います。

・・・・・・・

Kさん、ありがとうございます。本日、記者発表させていただきました。記者発表の内容は、近々にこのwebでも掲載させていただきます。


 

 

≪コメント≫

W.N. :
うん。
※Mさんのコメントに対して
私は大阪人なので、京都の大学情勢はそれ程知っている訳ではありませんが、おおよそどこの大学でも似たような状況であるのは確かであると思います。
もはや、大学は昔の高校の位置づけで捉える必要があるのかもしれません。
高校までが義務教育であり、大学は義務教育の延長と捉えれば、これまで大学が担っていた学術指導は大学院に求める以外にしょうがないと言えるのが現実であると私は思います。
これが大学全入時代の弊害だと言ってしまっては元も子もないので、一つ良い面を考えてみましょう。
確かに、やや上級として設けられる講義に於いて、呆れるほど低度な言動を起こす生徒が居ることは悲しむべきことです。
しかし、少なくとも、例え意味がほとんど分かっていないにしろ、大学で習得できるレベルの経済の基礎教養を持つ人間が世に増えることは歓迎すべきことです。
そして20数年後には、その様な人々の子供が大学生として我々と同じ席で勉学に励むでしょう。その次世代の子供達が、理想とするレベルで大学での就学状況が整うように行動を起こすことが、おそらく私達に出来るもっとも効果的で、てっとり早いアクションではないかと私は思います。

※京都クオリア研究会に対して
京都は個々の集団の結束が非常に強い地域であると、私は認識しています。
おそらく、その小さなネットワークを開放的なものにするのも一つ、京都が京都である為に重要な要因ではないでしょうか。
歴史的に見ても、京都という街は難事に立ち向う時に、大きな結束をもってそれを克服しています。
近年、京都が街として一般化してしまったのも、都市化に拠るコミュニケーションの希薄化にあるのではないでしょうか。
希薄化している京都の今に於いて、例えば京都の小さなグループの一つが他に対し閉鎖的な対応をとっているように感じます。
その閉鎖の連鎖が、全体として京都の機能を低下させているのかもしれません。
私が次期京都市長に望むことは、Internet上のGoogleの様に、京都を強力に繋げるカラクリを作り上げ、機動させることです。
例えば、京都で華道に興味を持つ人々向けに、「大学での美術学の講義+他流派の家元で学べる体制+参考となりうる諸芸術施設のフリーパス」を一括して提供できるシステムを作るのも一興であると思います。
京都にしかないものを至極簡単に触れられる。こういう些細なシステムを行政が提供することは決して難しいこととは思わないのですが・・・
2008年1月21日 22:55

〔2008.01.16〕

 


 

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京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
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